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2005年8月1日刊行
 
   
食育!? いちばんヤバイのはこどもなんだぞ


里見 宏著
A5判/並製/200頁/本体価格1,600円/
ISBN4-88049-160-8




食育するならこの本を読まなくちゃ
 私は一九九三年に『暮らしに潜む微量毒物がわかる本』(学陽書房)を書きました。その当時は公害や薬害の被害者たちの訴えや運動があって、人の命を奪ってまで経済的な豊かさを追求することは許されないという社会的なコンセンサスができあがりつつありました。
 しかし、その一方で、微量だから人間に毒性を示す根拠はないなどという理屈で、新しい化学物質が日常の生活の中に入り込んできていたのです。
 その後、化学物質(たとえばフロンガスやヒ素やカドミウムなど)が人間だけでなく、地球全体の環境まで大きく変えつつあることや、たとえ微量な化学物質であっても、人間へ大きな被害を与えることも疫学調査を通してわかってきました。
 そして、背後に隠れていて見えにくかった部分がはっきり見えだしてきました。そこには、自分たちが生き残るために平気で事実を隠しウソをつく、社会的に地位があるといわれる人がたくさんいたのです。企業の不祥事は今でも続いています。この本はそうした人たちの起こす加害構造に斬りこみました。
 難しい問題がたくさん登場しますが、本文の前にイラストレータの千葉修平さんにマンガでその要約を描いてもらいました。お子さんにも問題を知ってもらいたいと思ったからです。ぜひマンガを見せてあげてください。このマンガをきっかけに親子で話してもらえたらと思っています。そして、質問されたら本文中から答えを探ってみてください。
 今年六月、食育基本法が成立しました。いろいろな形で食育がおこなわれると思います。しかし、私たちの社会は残念ながら、食に関してもたくさん問題を抱えています。私たちはそれに気づかないまま見せかけの豊かさの中で暮らしています。そのつけがこどもたちの生存を脅かすまでになっています。こどもたちへの「食育」の前に、大人たちがそうした社会の構造に目を向けないかぎり、問題の解決はないと思います。
 みなさんの発言が世の中を変えていきます。身近なところから行動を開始していただけたらと願っています。
(「はじめに」より)

●もくじ−−−−−−−−−−−−−−−−−

I
Vol.1 -フォローアップミルク
 9ケ月になったら飲ませ始めたほうがいい? 8
Vol.2-母乳か人工乳か
 ダイオキシン汚染……豊さのツケが赤ちゃんに 16
Vol.3-水銀の害
 幼いこどもは魚を食べないほうが賢明?! 22
Vol.4-発がん物質のできる量
 ポテトチップス、フライドポテトで遺伝子に傷? 3 0
Vol.5-殺虫剤
 男よりも女が、成人よりも赤ちゃんが敏感に影響を受ける 38
Vol.6-アスパルテームと脳腫瘍
 フェニールケトン尿症のこどもは致命的脳障害を起こす 46
Vol.7-違法添加物
 業者の利益利益を優先する厚労省にびっくり 55
Vol.8-食品表示のウソ
 合法的に逃げられるようにしている悪賢い役人 63

II
Vol.9-遺伝子組み換え食品
 家庭で注意すれば除けるというものではない 72
Vol.10-輸入食品の安全基準
 防カビ剤には催奇形性や発がん性が指摘されている 81
Vol.11-ハーモニゼイションのからくり
 国連の委員会に企業の人間がたくさん…… 89
Vol.12-BSEの不安
 なぜ多くの牛に病気がうつったのか 97
Vol.13-種の壁をこえたBSE
 タンパク質(異常プリオン)が病気の原因だなんて…… 105

III
Vol.14-放射線照射食品
 人類にとって初めての「食べ物」 116
Vol.15-放射線照射食品の毒性検査
 これで「安全」だといえる?
Vol.16-放射線で殺菌?!
 日持ちがよくなり流通業者にはメリットあり 124
Vol.17-照射スパイス!
 危険を示しているデータを無視する業界 139
Vol.18-照射サケ !!
 問題が残る照射食品の検知法 147
Vol.19-照射ホッキ貝!!!
 企業の事件には共通点がある 157

IV
Vol.20-ベーターカロチン
 がんの発病をどれくらい防ぐのか 164
Vol.21-食物繊維
 健康願望の強い日本人にはうってつけ 170
Vol.22-ヒ素とヒジキ
 “健康”食品が危険とわかったとき 175
Vol.23-ノロウイルス食中毒と生ガキ
 安全を確かめる情報が足りない 184
Vol.24-魚のあぶら
 ホントにいいの? なぜいいの? 192


 
   
 

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