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2006年6月1日刊行
 
   
ちょっと待って! フッ素でむし歯予防?


里見 宏
A5判/並製/168頁/本体価格1,300円/
ISBN4-88049-161-6




フッ素を飲まされたこどもたちの骨や臓器に、異常が起きている
(前略)

 これまでフッ素によるむし歯予防を推進してきたWHO(世界保健機関)ですら、一九九四年に「六歳以下のこどもへのフッ素洗口は禁忌(タブー:絶対やってはいけないこと)」と結論しています。フッ素で斑状歯ができるのは明確であることが、その理由なのです。

(中略)

 これまでの研究からも、ダウン症、がんなどの危険が示唆されていました。そして、昨年アメリカのマスコミが「フッ素入りの水道水を飲んだこどもが青年期になると骨肉腫になる」という研究論文がハーバード大学に提出されていたのに、そのまま公開を拒否し隠蔽されていたという事実を報道してから、問題は深刻度を増しています(詳しくは七五ページ参照)。
 アメリカの環境保護庁の研究者たちも、水道水フッ素化による問題は人体への毒性だけでなく、生活用水として使われ、大量のフッ素が環境に流されることで、深刻な環境問題になると指摘しています。
 流れは水道だけでなく、練り歯みがきにも起きています。アメリカやイギリスでは、フッ素入り歯みがきに「六歳以下のこどもの手の届かないところに置きなさい」といった警告表示を入れるよう義務づけられているのです(五六ページ参照)。
 こうした一連の動きが示しているのは、「フッ素によるむし歯予防」という方法の問題と限界が見えてきたということです。世界の動きのなかで、推進派の歯科医は厚生労働省を動かし、「健康日本21」というキャンペーンに、小学生にフッ素入り歯みがきを使わせるというとんでもない目標をねじこみました。
 日本は、フッ素によるむし歯予防の道を選択しようとしています。こうした問題を、いま現実にこどもを抱えているお母さんお父さんなど保護者の皆さんと、保育園や幼稚園・学校で働いている皆さんに理解していただければと思っています。
 (「はじめに」より)


●もくじ−−−−−−−−−−−−−−−−−
14 むし歯ができる理由を知っていますか? 
   まず、むし歯の原因を知ることから

18 なぜ、むし歯予防にフッ素が使われるのか? 
   予防は個人の問題
   フッ素でむし歯はゼロになる?

32 水道水にフッ素を入れるとどうなるか?
   からだへの影響が出はじめた
  「害多く益少なし」――各国で中止されるフッ素化
   半分以上の子が斑状歯!?

42 日本でも水道水にフッ素を入れるの?
   七本のむし歯が六本に減るだけ
   米環境保護庁の警告

48 フッ素洗口、フッ素塗布をすすめられたら?
   WHOも禁止する、六歳以下のフッ素洗口
  「劇薬」ミラノールをこどもに!?
   フッ素塗布では急性中毒の危険
   使っていいの? フッ素入り歯みがき剤

60 フッ素はほんとうに歯を強くするのか?
   はっきりしない予防効果のメカニズム
   骨折しやすくなる?

66 ダウン症や骨肉腫……フッ素との関係は? 
  「自然のもの=安全」とはかぎらない
   もともとフッ素の摂取量が多い日本人
   隠されていた論文

資料 フッ素とこどもの骨肉腫

84「フッ素が命にかかわる人がいる」ってホント?
   フッ素推進派記者からの一本の電話
   人工透析用の水道水にフッ素が入ると……
   透析患者にとっては致命傷

90 そもそも集団で予防すべきなのか? 
   危険な「公衆衛生の発動」
   人権侵害に目をつぶって
  「むし歯になってもかまわない」という選択も

資料 日本のフッ素使用の現状

106 あぶないのは「フッ素」だけじゃない? 
   フッ素洗口液にタール系色素
  「飲み込むおそれのある幼児には使用しない」
   添加物にも副作用の危険が
   胎盤を通過する赤色3号

116 フッ素の安全性は証明されている?
   二〇〇件以上の論文を分析
   新聞報道に誤りあり
   むし歯の減少率はわずか 一四・六パーセント
   研究者からの抗議

126 フッ素でほんとうにむし歯はなくせるの? 
   むし歯が減少を続けるなかで
   フッ素をやめてむし歯が減った!?
   こどものむし歯は親のせい?

140 歯科医はどうしてフッ素をすすめるのか? 
  「むし歯ゼロ」はこわい
   シーラントをめぐる問題

エピローグ

150 こどもの歯と健康を守るために 
   フッ素もミラノールもダメならば……
   歯科医からのアドバイス――こどもの歯みがき注意点
   歯科衛生士の方からのお便りを読んで


いま、いちばん必要なのは、その裏に隠された「危険性、破壊性」に関する情報
 これまでの話で、不特定多数の人が飲む水道にフッ素を添加することには問題があるらしいということはおわかりいただけたと思います。また、学校や幼稚園、保育所でのフッ素洗口や塗布にも問題があることもわかっていただけたでしょうか。
 最後に、個人でならいいのかという問題が残っています。「私はやりたいんだ」という人をとめることはできません。私にできることは、フッ素のもつ「効果」と「害」について、できるだけの情報を提供することくらいです。そして、その人に判断してもらうよりしかたがないのです。
 でも、思い出してください。化学物質で起きた病気を化学物質(薬)で治すことができないという教訓を、私たちは多くの公害や薬品公害で思い知ったはずです。
 水銀による水俣病、キノホルムによるスモン病、森永ヒ素ミルク中毒、カドミウムによるイタイイタイ病など、どの病気も患者さんたちは自分の回復力だけをたよりに生きているのです。むろんフッ素で起きた斑状歯を治す薬もありません。
 私たちは科学(技術とその製品)のもつ経済性、利便性ばかりを教えこまれてきましたが、いま、いちばん必要なのは、その裏に隠された「危険性、破壊性」に関する情報です。
 これまで、科学技術の恩恵だけをうけていたのではありません。地球規模にまでなったごみ問題、地球温暖化、オゾン層の破壊、遺伝子組み替え食品、放射線照射食品など、私たちに害をおよぼすことをあげればきりがありません。もっとおそろしいのは、温暖化を防ぐためには原子力、というような悪循環にはまることです。そのまま、奈落の底におちていく危機を感じます。
 人間を豊かにするといわれていた科学技術が私たちの生存基盤を破壊しだしているのです。おおげさに聞こえるかもしれませんが、フッ素はその悪循環の一翼をになうものだと私は考えています。
(「あとがき」より)


 
   
 

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