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   その17


『お・は』27号「かたづけられない子どもたち」ウラ話

  今回の特集は、かたづけという人類の永久の課題に挑戦した。だから、最初から、そんなうまい話はなかなかないと思っていたが、案の定、みなさんおおいに工夫し、怒り、あきらめているということがわかった。

 編集後記にも書いたが、自分の部屋も、本で飽和状態なので、こんな私が、えらそうにいえることはない。ただ、自分の子どもも、どっちかというと、きちっとしているほうではなかったが、成長してみると、まあ、なんとかやれるようになっている。

 子どもたちも、みんななんだかんだといっても、身きれいになってきている。むかしよりうんと整理整頓ができている。クラスでも半分くらいは、いつも机の中はきちんとしている。
たしかに、めちゃくちゃな子もいるにはいる。でも、デオドラントへのこだわりはみんなあるようなので、机の中より、自分の服や靴などを気にしている。

 大学時代に、卒業する友人の学生寮の部屋を片づけにいったことがある。掃除機を持って、手伝いにいったのだ。しかし、まことに汚くて、不潔で、どうしようもない。
黒パンだと思ったら、カビパンだったり、絞り染めのシャツかと思ったら、カビの生えた下着だったりしてまあ、よくこれで生活できるなあと感心したが、本人がいうには「部屋より、俺のほうが汚いから大丈夫」と断言。なにが大丈夫かよくわからないが、なるほど、汚れや整理整頓は相対的なものなのだと納得。

 親である自分が日中働いていて、夜くらいしか、家族が集合しないと、日曜日や土曜日の昼間、自分たちの部屋にあまりにも多くのほこりがたまっているのを発見して唖然呆然とすることがあった。休日の天気のいい日は、夜の蛍光灯の明かりにはくらべものにならないほど、ほこりが目立つ。

 私が掃除機をかける係なのだが、吸引力のある立派な掃除機を『通販生活』で買い求め使っている。ところが、これが、重いのだ。だから、つれあいは、これまた通販生活で購入したハンディ掃除機を使う。掃除や整理整頓にこだわり、グッズは、けっこう通販にお世話になって、買うのだが、使いこなせなくて、それが、あちらこちらに散乱し、また掃除や整理整頓を妨げるのである。

 こういうのを、逆生産性とでもいおう。この特集も、よく読むと、かえってめんどうくさくてかたづけられなくなるような気分にさせる文章もある。だれかとはいわないが。でも、その矛盾が、『お・は』らしくて、いいなあと思った

 ジャパマの仕事場は適度に整頓され、適度に乱雑になっています。仕事場といえば、昔、学校の体育倉庫が非常に整頓され、掃除もきちんとされていて、すごいなあと思って、体育主任に「どうやったら、こんなにきちんと整頓された体育倉庫になるのですか?」と聞いたら、「体育の器具を使わせないことだ!」と自信満々で教えてくれた。「そうですか、なるほど」と感動した。その手があったか!

(2005年5月1日/岡崎 勝)





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